12       トレイを交換する

12.1    ゴニオ上に残ったサンプルピンを回収する手順

 

トレイ交換前にゴニオ上のピンを回収する必要があります。

 

トレイ交換前にゴニオ上に残った結晶をSPACEでトレイに戻す手順です。

例として、ゴニオ上には「Tray ID 216番」の結晶が残されているとします。

 

1. BSSの「Sample Changer」タブに移動する。

 

2. Tray Information」の欄で、結晶を回収するTray ID2を選択する。

 

3. Actions」欄の「Well ID:」にトレイ内での番号を入力します。

4. Actions」欄の【Dismount sample】を押します。

 

5. 回収するサンプルの確認の為、以下のダイアログが表示されます。

もし、間違っていた場合は【Cancel】を押して修正して下さい。問題なければ【OK】を押すと、SPACEの回収プロセスが実行されます。 SPACE動作中はマウスカーソルが砂時計状態になりますが、回収完了すると元に戻ります。

 回収を指示した結晶とゴニオ上にある結晶が異なっていた場合、上のダイアログで【OK】を押した後に、さらに以下のダイアログが表示されます。

 

a. Tray number (Tray IDと異なります)」が違っていた場合


このページの例では、ゴニオ上に「Tray number 216番」が乗っているはずですが、誤って「Tray number 1」を指定しているようですCancel】を押して、修正して下さい。

 

b. Well ID」が違っていた場合

このページの例では、ゴニオ上に「16番」が乗っているはずですが、誤って「14番」を指定しているようです必ず【Cancel】を押して、修正して下さい。

回収が終了すれば準備完了です。実験ハッチに入ってトレイを取り外して下さい。

 

 

12.2    トレイを取り外す手順

 

SPACEにセットされているトレイを取り外す手順を説明します。

 

1. まず、以下の道具を準備します。

 

トレイ蓋とトレイを運ぶ為の道具です。また、Bent Cryo-Tongも用意しておきます。

 

回収用の発泡スチロール容器に液体窒素を入れておきます。

 

2. BSSが停止状態であることを確認し、実験ハッチを開けて中に入ります。

 

3. テフロンチューブを1つ目の蓋にねじ込んで、蓋を液体窒素中で冷却します。

トレイ蓋の真ん中の穴に、Teflon tubeのねじをねじ込みます。

 

蓋を液体窒素中でバブリングが収まるまで十分に冷却します(結構時間が掛かります)。

 

4. "SPACE GUI"で、右側中央の Tray exchange ボタンを押す。

SPACEのロボットアームが鉛直方向になるように回転し、サンプル保存容器がトレイ交換位置へ移動します。

 

5. サンプル保存容器の蓋を取る。※付録1. 蓋の外し方参照

 

6. トレイに蓋を取り付けます。

 

 

 

7. トレイを取り出します。

BL38B1の場合、Teflon tubeを下流側へ傾けると外れます。

BL41XUの場合、Teflon tubeをリング側へ傾けると外れます。

 

そのままトレイを持ち上げて、発泡スチロール内に回収します。

 

Bent Cryo-Tongで挟みつつ、Teflon tubeのねじを回してTeflon tubeを外します。

 

交換するトレイをセットします。

 

トレイからピンを取り外す場合
・結晶を廃棄する場合は、トレイを定温に戻した後で単にトレイからサンプルピンを取り外して下さい。
・結晶をケーンに回収する場合は“7.3 トレイからケーンへの移し替え(P55)”を参照してください。

 

 

12.3      BSSに新しいトレイの情報を読込む

 

1.  Sample changer Tabに切替えて、左中央の【Update】を押す。

実験ハッチ内でセットしたトレイ情報がTray information内のTray#1Tray#2に反映されたことを確認する。

トレイの種類(Uni-puck or Actor)、トレイID等を必ず確認して下さい。

   

例:Tray1ID3」、Tray2ID4」と入力していたので、【Update】を押すと、Tray informationの表示が変わり情報が反映されたことを確認できます。